植物こわい おそろしい

執筆者:中の人

 

植物に飲み込まれるということ

HDDケースには山芋でしょ

DVDドライブを屋内に置く

電源ボックスに笹突っ込んだ

ヒートシンクに種蒔いた

パソコン壊れた。植物育てよう

植物は、ただのエサではありません

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植物に飲み込まれるということ

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家の近所には、少なくても15年ほど前から廃墟となっている空き物件があります。

画像を撮っている場所が公道で、その奥にあるのが建物、その間が通路となっています。

最近やっと「売物件」となって看板が立ちましたので、それまでは何らかの法的争いや問題があったのでしょう。

すっかり荒れ放題となってしまった廃墟です。

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「袋地」と呼ばれる土地に通路が付いた物件、というのも良くないです。

三方が他の土地に囲まれ、通路によってのみ出入りが可能です。

空中写真にある黄色の線が、その敷地です。

こうなってますと、人が入る機会がありませんから、土地も建物も荒れるがままとなってしまいます。

「建物はともかく、土地も?」

と思われたかもしれませんが、土地も荒れます。

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はい、このように。

よく「自然に帰る」という言葉がありますが、このような状態がまさに自然に帰っているわけでして、なにか優し気な良いイメージのリセットとは、まるで違うということがわかります。

ただただ、草木が伸び放題となります。ちっとも優しくないです。

「帰る」のか「還る」のかはどっちでもいいですが、植物と土となる塵や芥が覆い尽くすことなのでしょう。

植物は、人の手が入ることで密集させたり整然と並ばせたり、季節ごとに花実を楽しめるような工夫をされています。

人の手が入らなければ、種を賭けた無秩序の生存競争の場となります。

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画像を見ると、入口からたくさんの種類の草が生い茂り、道路まで及んでしまっています。

実はこの状態は15年掛けたものではありません。

2年半ぐらい前に業者が来て、通路の草木をきれいに清掃しています。

なので、夏を2シーズン迎えると、もうこのようになってしまうのです。

 

更地にしてしまえばいいと思われるかもしれませんが、そうすると固定資産税の軽減措置がなくなります。

なくなると、税金が3倍にも4倍にも跳ね上がる可能性があり(法改正により、廃墟も軽減措置が適用されなくなった)、地主の負担はとても大きくなってしまうのです。

そして放置した結果が、雨・風・地震に、植物の猛攻です。

かつては人の暮らしがあったところも、居なくなればその瞬間から、自然が飲み込み始めます。

もし、思い出を持つ家族が今を見て、たくさんの植物のおかげで自然に帰った良かった、と言うでしょうか。

植物の本来の姿はこうであり、遠慮会釈ない態度は脅威・畏怖すら感じさせます。

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HDDケースには山芋でしょ

このHDDケースはパソコン本体とは別モノですが、一応関係はあります。

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壊れたパソコンのHDDをつなげてしまったのです。

パソコンのHDDは3.5インチのSATAで、このケースは2.5インチのSATA。

う~んいけなかったっけ?どうだっけ?ちょっとやってみよう。

そんなノリでやってみたら、全然駄目でした。

ケースをどうしてくれよう、と考えてみましたが、種芋入れたら秋にはパンパンになるのか確かめたくて山芋を育てることにしました。

ちょうどいい種がありました。

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結構肥料食いしますので、元肥としてこのくらいの化成肥料を仕込みます。

チッソ・リンサン・カリは、家庭用の8くらいのではなく、業務用の15だかのヤツです。

これでも多いと思いましたが、結果的にはもう少し入れても大丈夫でした。

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土を入れて、種も入れます。

小枝のような種ですので、このときは余裕で二本分入る細さでした。

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キッチンの窓からぶら下げてみました。4月の7日です。

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1週間何も変わりませんでしたが、

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芽が出てきました。

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ここからは伸びるのは早くなります。

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5月になりました。ツタのなり始めです。

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葉も大きく、これは伸びてくれそうです。

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6月です。長く大きくなりました。

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7月です。これくらいになると成長が鈍くなってきます。

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飛んで9月です。葉の一部が黄変し、ムカゴも出来てきました。

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11月2日、収穫です。

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よく見えませんが、なんか詰まってる感じです。

振っても叩いても出せない。

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どうやっても取り出せなかったので、無理やり掻き込んでみた。

もちろん粉々に…。

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来年用の種は、ムカゴを使いましょう。

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早速植えてみます。まだ早いというのに…。

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今日2/14の画像です。あと1か月は発芽せず、こんな感じのままでしょう。

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今年はムカゴから育てますので、小さいのが2つ3つできるのではないかと思います。

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DVDドライブを屋内に置く

デスクトップの中で、平たく大きいのがDVDドライブです。

もとが古い時代のPCですから、厚みが今どきのと違います。

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トレーがスライドするように前に出てくるため、これを利用したものを作りたいなーと思いました。5月のことです。

そしていまは11月です。

…まったくアイディアが浮かばない。

トレーは取ったほうがいいかもしれません。

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とりあえずドライブを開けてみます。

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空洞にしてしまえば普通の入れ物ですから、箱にしてしまいましょう。

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上下左右の面はいいのですが、前後の蓋が必要です。

前面のカバーを付けます。蓋が開いた状態で固定させますので、切って削って接着します。

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電源ボックスのときもそうでしたが、これにも足を取り付けます。

ネジ穴が小さいのでヤスリでガリガリ広げていきます。

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大きめのネジですので、たくさんガリガリします。

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たくさんガリガリし過ぎましたね。スカスカになってしまいましたので、小さな釘を噛ませて隙間を塞ぎ、ネジに引っ掛かりを与えます。

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下部のネジ穴まで通す必要はないので、折り曲げて畳んでしまいます。

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できました。大した事ない箱のわりに随分時間かかりました。

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後部の面は、内部のケースで作られていたので、ポッカリ空いてしまいました。

ケースを切り出すのが面倒なので、メモリを蓋代わりにして塞いでいます。

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箱ができたので植物を入れます。

なんとなくこのドライブは屋内に置きたかったので、何を植えるか色々探しました。

形状的に、横に広がる種類を探して、ツタにしようと秋口から育てていたのですが、屋内ではどうも駄目なようでうまく行きません。

なので11月まで待って、丈夫なモノを探しました。

それが、ヒメツルソバです。

後部がテキトーな造りなので、鉢底石を入れておきます。

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かなりテキトーに道端で引っこ抜いたモノでしたが、根が強く実に元気な植物です。

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前面の口から苗を通します。

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蓋をして完了です。日が暮れてしまいました。

 

 

今も屋内で育てていますが、問題無しです。

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ネットでいろいろ調べてみますと、枝葉が枯れても根が死なない限り、また芽が出てくるそうです。

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電源ボックスに笹突っ込んだ

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パソコンを開けると電源ボックスという箱が見つかります。

デスクトップ機も大きな箱ですから、入れ子のようなものです。

側は鉄で箱としては立派なので、中を空っぽにして何かしら入れてみたくなります。

パソコンの中というのは、それぞれの部品が他をジャマしないよう整然としていますが、電源ボックスの中はそういう遠慮はなく、かなり汚いというか雑な収納です。

早速本体から外したら、躊躇なく中を空っぽにします。

斜めに立つよう、ネジは長さを変えます。

レンガぐらいのサイズで、ちょうどファンの口が上向きになりますので好都合です。

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何を入れるかはすでに決まっていて、露地栽培で育ててはいけないトップクラスの「笹」です。

質問サイトや掲示板では危険物扱いされ、動画サイトでは注意を促すというより面白がっている向きさえします。

ちょっと大袈裟すぎる、危険物というほどではない、と否定する方も少なからずいらっしゃいますが、実際大変危険です。

プランターだからできることで、地面に植えたらあっという間です。

お金と時間を掛けて根絶しなければなりません。

 

それでは早速、電源ボックスに地下茎を敷き詰めて、笹の子が出るのを待ちます。

ちなみに、笹の子はタケノコと似たようなものなので、どう料理しても美味しくいただけます。

中の人は、獲った直後に「生」で食べたりしますが、どちらも実に美味です。やわらかで、甘く、香りの高い贅沢品です。

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ただ、これは食べるためではないので、他の種や苗を混在させます。

これでもイニシアチブが取れるか実験です。

 

で、やってみましたら、さすがにこの環境下では芽を増やすことはできず、他の苗に圧倒されてしまいました。

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ヒルガオにゆず、多肉のマツバボタンが育つものの、笹は現状維持がやっと。

でも来年はもっと芽が出てくると思います。

地下茎はびっしり詰まってますからね。

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ヒートシンクに種蒔いた

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この変な形をしたブツは、ヒートシンクと呼ばれるパソコンの中の部品の一つです。

あんまり外の世界では見られませんね。

昔からパソコンを開けるたびに、何かに使えないかなあと思っていましたが、まったくアイディアは出ませんでした。

今回初めて、こいつを使ってスプラウトでも育ててみようと。

これは絵になるだろう、と期待が高まりましたがね。

 

早速種を探しましたところ、こんなのが出てきました。

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何か良さげなのが見つかりましたので、こいつらにします。

ダイソーの2袋105円とあります。

ひゃくごえん?

裏を見てみますと、

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どちらも20年と書いてますので、平成ですね。8年前…。

この件は見なかったことにして、実際に撒いてみます。

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パラパラッとテキトーです。

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撒きました。

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多めに撒きました。

金属が良い具合に引っ掛かりとなるので、水が少し残りながらこぼれていきます。

水が悪いとすぐダメになりますので、通常のスプラウトは水やりとマットに気を使うものですが、こういうのもアリなんですね。

この後は1日1枚ずつ画像を貼っていきます。

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発芽してますね。

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高さがヒートシンクを越えました。

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カイワレですかね?

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いい感じにできています。カイワレだけですが…。

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あらららら…。

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何とか立ち直るも、治まりが悪いままですね。

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ここまでにしときます。カイワレばかり見てるのも飽きましたし。

今度はクラマゴケというシダを植えて水槽のなかに入れてみます。

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たくさん増えてます。シダはすごいですね。こういうのをイメージしてたので良かったです。

手前にいるのはコリドラスで、これも8年くらい前に買ったものです。

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ミナミヌマエビが沢山いるので、案の定エサにされてますね。

柔らかい新しい芽からつまんでしまうので、ひとたまりもありません。

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ヒートシンクはアルミなのでさびにくいと思って水槽に入れたのですが、すぐにポキポキ折れていってしまいました。

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パソコン壊れた。植物育てよう

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パソコンを一度でも開けたことのある人ならわかると思いますが、中の部品はさまざまなカタチをしており、非日常的な世界が閉じこもっています。

いずれも、見せるためのものではなく、性能を発揮するためだけに生まれ、使えなくなったら廃棄され、リサイクルか灰になるわけです。

つまり、そのほとんどがヒトの目に触れることはありません。

そのまま壊れて捨てるしかないパソコンを、オブジェとまでは言いませんが、植物との対決を企ててみたということです。

使われるのはdellパソコンのVOSTRO 230。

ある日、突然電源が落ちて、何回か電源ボタンを押すも起動せず。

HDDは正常、メモリ、内蔵電池も同じく。

つまりロジックボードが昇天ということで、廃棄決定となったブツです。

それと、今回巻き添えを食った2.5インチHDDケースもおまけです。

 

そもそもこんな考えが起きたのは、アニメ「天空の城ラピュタ」に登場するロボット兵(園丁型)が印象強かったからです。

20-img40 コイツです

ロボットの肩から胸の装甲板に、緑の植物が植わっています。

コケ? シダ? 何でしょうね。立体的な生え方をしていないので、いずれにせよ背の低い植物でしょう。

装甲板とどのように定着しているかがナゾですね。

接地面にある程度の凹凸がないと、普通つきませんので、吸盤のあるツタの変種なのでしょうか。

また、仕様では「形状記憶弾性ハイセラミック製」で伸縮自在、とありますので、うまく根やツルと絡んでいるものだと想像します。

湿度や温度でいうと、上空3000m辺りと推測されているので植物の生育には不向きです。

おそらく城全体の植物は、地上のものとは違い独自に適応していった植物たちなのでしょう。

それと、ロボットですと内部の熱は強く装甲板にも伝わるため、どの程度放熱されているかも関係します。

ただ、環境が悪ければ悪いなりに変化していくのが生物の特長ですので、たぶん、いい感じに生育しているのだと思います。

 

そういうことで、なんか一緒にさせたくなったのです。

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植物は、ただのエサではありません

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つねづね思っているのですが、植物ほど野心家で行動力のある生物は他にあるのかと。

動物や人間は、植物を食べる、利用する、排除することを太古の昔から行ってきましたが、それでも一向に根絶はできないでいます。

それどころか、少しの間目をそらしただけで、一斉に勢力を拡大させるように生育を始めてしまいます。

植物の種を発芽させるには「水・温度・酸素」が必要、と小学校で習ったとおりですが、それらを妨げる環境…水中だとか地中、砂漠、北極南極ではまず人間が住めません。

そして、水や光や温度が生育に必要ですが、この点も人間と同じです。

植物に必要なものは、動物や人間にも必要だということです。

 

「共生」という少々うさんくささのある言葉を用いなくとも、生物はそれぞれ勝手に生育に励みます。

なかでも植物は「自制」の利かない生物であり、人間や動物のような一定サイズで勘弁してくれません。

水分が届く限り、下部の花実が付きにくくなろうとも、一切構わず天を目指して行きます。

 

植物はもの言わぬ生物であり、自由に動ける生物ではありません。

そのせいか、他の多くの生物のエサとされ、それだけ弱い立場という捉え方もされます。

しかし、植物ほど遠慮会釈もない横暴な生物という面も見過ごせません。

思い出の家だろうが新築マイホームだろうと関係なく、地面から草や木が生えてきてしまいます。植樹したら数年で屋根を越す高さになったり、庭には予定のないものが育ってきます。

もし人間が滅んだら、何年かかろうとも人口構造物を覆い、飲み込んでいくでしょう。

アスファルトのスキマからブタクサが顔を出している道を見かけたりしますが、全然弱い生き物なんかじゃありません。

 

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