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[201405号] ◇弊社ぱる出版では、実はウェブ上でマガジン刊行していたりします。 もちろん無料、無登録式、広告無しの健全サイト。 内容は、紙の刊行物と違って、ビジネスとか自己啓発とかは全然無く、書き手さんおのおのが自分だけの世界を露出してもらう…という趣向でして、かなーり読み応えある媒体になっております。 ◇もともと著者の皆様や書店員の皆様という、活字のプロたちを読者層にしたマガジンでございます。 弊社が胸を張ってオススメ致しますので、通勤時やお休み時間にぜひチラ見していただきたいと存じます。 ↓こんな感じでやっとります。 ________________________
重いコンダラが…
・自分は頼られているのだろうか通勤車中なのだが、後ろの人に寄り掛かられている。 迷惑行為か犯罪なのかよくわからないが、地味にダメージを感じるこの寄り掛かり。 つり革とか手すりに掴まっていればオオゴトにはならないのに、なぜ拒絶なのかがわからない。 他人に体を預け、温度を感じたいのだろうか…。 寄り掛かるのは女 という先入観があってはならないので強調するが、男。背中がやけに熱い。 なのでとても気持ち悪い。 別に異性なら気持ちいいわけではなくどちらも嫌だが、同性はことさら不快さが増す。 その男はゲームに夢中のようだ。 ケータイやスマホと違ってゲームは両手が塞がるので、すし詰めというほどではない混み具合だと、電車の揺れに合わせるように、“コンダラ”は不安定になりやすい。 そこで自分という“支え”が必要となるわけか。
・おっさん、若者に指導を受けるこの重いうえに熱くて気持ち悪い“コンダラ”を何とかしたい、と。 メンタルの強い人でたまに注意する場面に遭遇するが、自分にはこういうのは無理だ。 舌打ちとともに体を強く押し返すなど好戦的な実力行使も、ただただ怖いだけだ。 以前、やるなぁと感心したことがある。 後ろに寄り掛かられたらしい目の前にいたある若者は、微笑みながらピョンピョン飛び跳ねて、この不快な状況を難なく突破した。 上下に揺すられれば当然寄り掛かることもできないし、なんか角の立たない注意に感じる。 寄り掛かりの相手は一瞬驚くも、ちゃんと止めたのだからすごい。 気味悪がられたとも言えるが、少なくとも逆ギレされて絡まれるとかの心配はなさそうだ。 人生経験豊富な若者に対し、こちらの無為無策っぷりには苦笑いするほかない。
・自分まで体を預けてしまうと…寄り掛かられる→押し返す これができないのだから、寄り掛かられたら自分も同じ方向に移動してみる。 してみるが、ますますこちらに寄ってくる。 仕方ないからまた移動…ところがこれ以上行けない。 体格のいい男がしっかり手すりを掴まってこれ以上動けない。 ならば、押されるがままに自分も体を預けると、どういうわけかマッチョマンから凄まじい舌打ちとひと睨みがぶつけられるではないか…… ________________________ ◇ということで続きはWEBで!仕事で疲れた体と脳に、ほどよい刺激のマッサージ的な連載陣です。 ぜひ「webぱるマガジン」でググってください。
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