不思議な魅力のあるヒーロー
[201607] でも、R-15指定。ヒーローモノなのに。 普通のヒーローとは違い、自分のことを「俺ちゃん」と呼ぶデッドプールは別に世界を悪の手から救うようなヒーローではありません。 元特殊部隊に居たウェイド・ウィルソンは、ある日ヴァネッサと知り合い、恋に落ち、結婚を決意し、幸せの絶頂に居たのですが、末期ガンで余命わずかと言われてしまいます。 落ち込むウェイドに、末期ガンが治せますよ、とうさんくさいエージェントが声をかけてきます。 そしてついていった先で騙されて人体実験を施され、どんな攻撃からも回復する肉体を手に入れます。 ガンは治ったのですが、ウェイドの全身の皮膚はただれてしまい、せっかくのイケメンも台無し。 こんな顔じゃヴァネッサの元に帰れない!と、人体実験の施設を仕切っていたエイジャックスに顔を治して貰う為に、デッドプールと名乗り、エイジャックスに復讐する、というお話。
このデッドプール、劇中で普通に観客に語りかけてくるフレンドリーさもあり、復讐のためなら遠慮無く人を殺す残酷な一面もあります。 銃の腕前もすごいのですが、刀で戦うシーンもかっこいい。 過激な発言も多く、どこか憎めない子どもっぽさがあります。
『これはラブストーリーです』っていう宣伝を見た時に、でも散々下品で過激でヒーローものって宣伝を見たし…と思っていたのですが、実際見たらラブストーリーでした。 やっぱりハッピーエンドの映画の方が、見ていて安心できますね。
出て来るキャラもみな個性的で魅力のあるキャラクターです。 個人的にツボだったのは、タクシーの運転手とデッドプールのやりとり。 そして、BGMもカッコイイ曲が多いです。 ノリノリな曲もあれば、ちょっと懐かしいWHAM!のケアレスウィスパーがエンディング曲だったり。 とにかく真面目に、おバカな、楽しい映画でした。 エンドロールを最後まで見るとおまけがあったりするので、もしデッドプールをこれから見る機会があったら、いやデッドプールに限らず、ぜひエンドロールの途中で立たずに最後まで見ることをオススメします!
見終わった後にテンションが上がり、クリアファイルとステッカーを買ってしまったのですが、正直使い道がありません。 クリアファイルはともかく、ステッカーなんて、どこに貼ろう…。 「どうせ使わないのに」と分かっていても買ってしまう収集癖を直したいものです。(Y) |