〈書評〉続きを待ちわびて―ぱる通信

[201801]
・・・・・あなたの知らない世界ぱる出版

あけましておめでとうございます。

昨年も投資関連の書籍が好調でした。

店頭でのワゴン展開、POPをつけていただいたりと、ご協力いただきましてありがとうございます。

本年も、より一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

書店様に於かれましても、益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。

◆彼女がその名を知らない鳥たち(沼田まほかる著)

読み出したら止まらなくなり、一気に読んだ『ユリゴコロ』。
そしてその次に読んだのがこちら。
『ユリゴコロ』も主人公の亮介にイライラしていたのですが、こちらの十和子と陣治にはもっとイライラします。
わざと読者に嫌悪感を与えるような描写なのですが、何度か読むのを断念しそうになりました。
でもそれを乗り越えると一気に加速して読める、それが沼田まほかるさんの文章の魅力だと感じます。
後半からのたたみかける感じ。
そして読んだ後の脱力感。「これがいわゆるイヤミスかぁ…」としみじみ。
イヤミスの女王と呼ばれる真梨幸子さんが読者に「デトックスしたような気持ちになる」といわれた、というインタビューを読んで、なるほどそういう感覚を味わいたいからイヤミス作品は好まれるのか!と納得しました。
十和子に対して本当にもやもやした気持ちを抱えながら読んでいたので、主人公に共感どころか同情も出来ないよ…と思っていたのですが、イヤミスにはそういう不安を抜きに、ただ読んでいけば何か見える世界があるような気がします。
イヤミスって奥が深いんですね…。

◆ドラゴンクエスト11(3DS版)

やっとクリアしました!
おつかいクエストも全てやりきり、苦手なレベル上げも頑張り全員のレベルを99に上げました。
レベルを99にしたところでHPが999になるわけではないので、果たして99まで上げる必要はあったのかどうかというとわかりません。
でもキャラが可愛かったので楽しかったです!

ところで、「アルスラーン戦記」がシリーズ開始から31年経って最終巻が発売されましたね。
まだ漫画しか読んでいなかった私はこれで小説も読めるぞ、と思っています。
続きを待っている作品は、いくつもありますが、色んな事情があるとはいえ、未完の作品を待つのはつらいです。
好きなキャラクターの物語が長く続いて欲しいなという反面、どこかキリのいいところまで進めて欲しい…あと何年待てば…?という気持ちになってしまいます。
最近はとある少女漫画に夢中になっており、ついに掲載されている本誌まで集めて続きを待ちわびています。
その漫画の感想を見ると「このままガラスの仮面みたいに待つのでは」「王家の紋章も…」という書き込みが。
その2作品も読んだことがないのですが(絶対続きを待ちくたびれるし)、今年は好きな作品にせめて何か進展がありますように。
今年もたくさん面白い本が読めるといいなあと思っております。
是非オススメの本がありましたら宜しくお願い致します。(Y)

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