9.ちょっといやらしく聞こえる町中華の店名
町の中華料理屋をゆるーく探訪するという町中華探検隊に参加している。 不定期でいろいろな町中華をめぐっているのだ。 こういう活動をしていると「いい町中華がありますよ」というような情報をいただくこ なんていうお店ですかと店名を聞いても、たいていはわからないことが多い。 僕も以前通っていた店の名前などほとんど知らない。 知る必要がないからだ。 しかし、いざ記録しようと思ったときに、はて、あの店の名前は何だったけというようなことがよくある。 四ツ谷に住んでいた時、近所に町中華があって、旨いので、よく行っていたのだけれど、名前が思い出せない。 今はネットという便利なものがあるので、検索してみたら、『珍萬』という店名だった。 読み方は“ちんまん”だ。 あー、そうそう、たしか、少しエロい名前だなっていう記憶はあった。 食べログの情報などを見ていたら、久しぶりに行きたくなった。 JR四ツ谷駅から新宿通り。 新宿通りから信濃町方面へ歩く。坂になっていて、どんどん下るかんじだ。 谷底についたら、そこが若葉という住居表示になる。僕が住んでいた90年代半ば、若葉の通りはクリーニング店が多かった。 なんでも、このあたりは銀座のクラブにお勤めの方が多く住んでいらっしゃっるエリアらしく、だからこそ、クリーニング店が多いのだと、町の人に聞いた覚えがある。 さて、珍萬に到着。 いろいろなメニューをいただいていたが、とくに好きだったのが餃子。 なんでここの餃子はおいしいのかと女将さんに聞いたことがある。「とくになにってわけじゃないけど、注文があってから餃子を包むからかしらね」とおっしゃっていた。 御徒町の駅前にも字は違うが『珍満』という町中華がある。そこから歩いてアメ横へ進めば、高架下に『珍々軒』という店がある。 浅草橋には『珍香苑』があり、田町には『満香苑』という店がある。 満香苑からほど近い場所に『亀喜』という店があった。 町中華の店名、あれこれ探してみると面白いものが多いね。 珍萬
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