10.町で見かける銅像に潜むエロティシズム

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町を歩いていると、ちょっとドキッとするような銅像に出会うこともある。

若い女性の裸体である。あんまりじろじろ見ちゃいけないのかと思いながらも見てしまう。

探してみると、こういった裸体銅像はけっこうある。

公園、駅の構内あるいは駅前、公共施設など。女性ばかりかと思うと、男性のものもある。

子供ではなく、大人の男の全裸像も見かけることがある。

妙だが、男性のほうが恥ずかしいかもしれない。

銅像といえば、テレビ場番組の『新春かくし芸大会』でハナ肇がやっていた銅像コント
を思い出す。

ブロンズ色の塗料を塗って、銅像を演じるハナ肇。

そこへ生徒たちがやってきて、銅像が汚れていると言って、たわしでこすったり、掃除機で吸ったりする。

何をされてもハナ肇はノーリアクション。

なぜなら、銅像だから。

最終的にはパイ投げをされ、そのパイを洗い流そうとバケツの水をかけられたところで、堪忍袋の緒が切れ、銅像の設定なのに「いい加減にしろ」と言ってしまう。

子供心にちょっとフェティッシュなコントだと思った。

まず、人間が銅像になるということそのものがなんだかフェティッシュ。

銅像になったらどんな気分だろうと思ったものだ。

また、生徒役もおもしろい、どこまでやったら、相手がキレるだろうかと思いな
がら、だんだんエスカレートするというドキドキがいい。

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いちばん、エロティックな銅像はなんだっただろうか、そう思いながらこれまで撮影し
た画像を探してみたのだが、草加駅前に、おせんさんという、せんべいを焼いている女
性の像があるのだけれど、それってちゃんと服を着ているんだけれど、妙にリアルでい
い感じなんだよね。

だれかが、おせんさんになって、銅像コントやってみるなんて楽しそう。

おせんさん蔵
埼玉県草加市高砂二丁目

 

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