・旅行代理店やNPOなどが主催
ボランティアツアーは、旅行代理店やNPOなどが参加者を募集して、ボランティア活動を行うもので、現地への交通、宿泊場所などがセットになっています。
現在のボランティア活動は、がれき撤去だけではなく、漁業支援、農業支援、仮設支援など現地のニーズに合った内容になっています。
宮城では漁業支援、農業支援のツアーが目立ちます。
ボランティアと考えると腰が重くなりがちですが、旅行会社のボランティアツアーならば、農業体験とそう変わりません。
ワカメやホタテ、カキのなどの養殖業に興味があれば、漁業支援のボランティアツアーに参加するのでも構わないのです。
作業はチームリーダーのもと、10人ぐらいのチームで行います
ボランティアツアーは復興庁の「助け合いジャパン」(http://tasukeaijapan.jp/)「Yahoo!ボランティア」(http://volunteer.yahoo.co.jp/)などのサイトで探すことができます。
ボランティアツアーではバスを使い、東京発の2泊3日(内1泊は車中泊)の場合、金曜日の23時ごろに出発、土曜日の早朝、被災地に入り、午前中から作業を行い、昼食を現地でとり、15~16時ごろに作業が終了。
その後ホテルや旅館に移動して入浴、夕食、宿泊。日曜日は朝食をとった後、午前中作業をして、東京に戻るというスケジュールになっていて、添乗員がボランティア活動のリーダーを行うことが多いです。
JTB、名鉄観光サービス、トップツアーなどが行っていて、観光付きなど内容によって料金は異なり、3万円前後。
・1泊2日が主流!?
2011年は、私がボランティアツアーに参加していたときには、このような2泊3日のツアーが多かったです。
いまではホテルや旅館などに宿泊しないNPOなどが主催の1泊2日(内1泊は車中泊)で、料金が1万円ぐらいの「ボランティアバス(ボラバス)」も増えています。
いずれにしても、ボランティアツアー、ボランティアバスともに深夜にバスが出発するものが多いです。
私が参加したツアーでは男性が前部座席、女性が後部座席と分かれていて、ホテルでは男女別で4~5人ぐらいの合部屋でした。
ボランティアに慣れるまでは、旅行会社のボランティアツアーが安心です。
旅行するときに、個人旅行かパッケージツアーを使うかという違いとよく似ています。
私は、いまでは被災地に行くときには新幹線を使い、個人で行っていますが、最初にボランティアをした陸前高田と次の南三陸は旅行会社主催のボランティアツアーで行きました。
2つとも40名ぐらいのツアーで、1人参加が大半、男女比率はほぼ半々。20~60代の人が参加して、どちらのツアーも40代が最も多かったです。
夜、アルコールを飲むのも自由で、飲みたい人は夕食時にはビールなども飲むことができます。
ひまわり畑をつくるために、がれきを撤去する作業を行った。一輪車(ネコ)を使うことも初めてで、ヨロヨロしてうまく動かせず……。迷彩のレインコートを着ているのが嶋津。
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