9.マッサージ
・外国語勉強法僕は外国語の勉強が必要であり、重要であることを学生の頃から感じていた。 とは言っても、その頃その理由をはっきりと説明する事は出来なかったので、学校の先生にこう言われた時に反論することが出来なかった。 「お前、何を将来やりたいんだ?英語は目的ではなくて道具なんだから、やりたいことがはっきりしなければ英語は何の役にも立たないんだぞ。」 僕は今ならこの先生の言っている事が、一見正しく見えても、完全に間違っていることが分かる。 なぜ間違っているかと言えば、英語は確かに道具ではあるかも知れないが、それはとても基礎的な道具であり、将来何をするにしても必ず役にたつからだ。 たとえば算数の勉強をしている子供に、「お前将来、数学者にでもなるつもりか?そうでなければそんなに一生懸命算数を勉強する必要なんてないんだぞ。」と言うだろうか? 算数や数学は色々な学問や仕事の基礎になるものなので、将来の夢などはっきりしない子供たちにも皆一様に教えるのだ。 それに英語によって開ける世界は、日本語圏よりも大きく又異質なものだ。 外国の方とコミュニケーションしているうちに、自分のしたいことが明確になるという事も充分ありえる。 それを「英語は道具だから」などと言って、学生の学習意欲をそぐような事はあってはいけないと思う。 そんなこんなで、僕は学生の頃からラジオ英会話などを聞いたりして、何とか外国語を習得したいと思っていた。 しかし、このように書いていると僕がとても優等生のように感じさせてしまうかもしれないが、語学学習においてスペルをノートに一つ一つ書いて覚えるなどの作業は大・大・大嫌いだった。 僕はなんと言ってもB型なので、「コツコツ勝つコツ」のような事がとても苦手だった。 考えることと言えば、いつもどうやったら最小限の努力で外語学を習得出来るかといったような事ばかりだった。 それでお気に入りなのは睡眠学習である。 夜寝るときに英語のテープ(MP3ではなく!!)などをイヤホンで聞きながら眠ったりしていた。 眠る前のちょっとの時間を無駄にせず、脳を刺激できるし、睡眠導入の効果も抜群だった。 しかも寝る前に覚えた事というのは忘れずらいという説もあるくらいだから、もうB型の僕にはぴったりだったのである。 しかし、これは案の定、大失敗だった。 睡眠導入効果が強すぎたのである。 イヤホンを耳に入れて横になると、ものの一分ほどで熟睡してしまい。 なんの学習効果もないばかりか、イヤホンを挿しっぱなしで寝るので、翌朝耳が痛くなるという日々が続いた。。 そこで次に考えたのが、ラジオを日中ほかの仕事や勉強やなんやをしているときに、つけっぱなしにしておくという方法である。 これはかなり功を奏した。 特に韓国語を勉強していたときには、耳を頼りに単語をどんどん覚えていくことが出来た。 そして当時通っていた語学学校でも上級にあがり、先生たちとも日常的な会話をしたり、無理なく冗談を交えて話せるようにもなったりした。 しかしやっぱり露呈するものは、露呈するもので、ライティングの時間はいつもこう言われていた。 「あなたは、話すと韓国人と遜色ないほど上手に何でも話すのに、書かせるとめちゃくちゃね。。。」 うん分かっているさ、それで良いのである。 まずは相手の言うことが分かって、それで自分の言いたいことが言えたら、作文なんて出来なくたって困りはしないのだと心の中で答えておく。 ・足つぼ肩こりには、牧師の説教ところで、僕はクリスチャンなのだが、クリスチャンは毎週教会に集まって何をしているのという質問をたまにされたりする。 まあ一言で答えると、神様を礼拝をしている。 カトリック教会風に言うとミサをすると言えば、分かりやすいかも知れない。 それでも「礼拝」って何するの?とさらに突っ込まれるかも知れない。 礼拝(ミサ)というのは一時間位なのだが、その間色々な事をする。 例えば賛美歌やゴスペルの曲を歌ったり、神様にお祈りしたりだ。 でも何と言っても、時間的に言って一時間の礼拝の大半を占めるのは牧師先生もしくは神父さんのメッセージを聞くという行為だ。 そこでは聖書に書かれた内容を噛み砕いて、現代に生きる私たちに必要なメッセージとして語られる。 そのメッセージの中では美談や徳になる話というのも少なくない。 しかし人間というのは良いメッセージを毎週聞いていると、その事に無感動になってしまうということも起こりえる。 恥ずかしい話ではあるが、教会のメッセージを聞いている間、眠ってしまうという現象も起こったりする。 それでもそれとは反対に、聞き手と話し手がしっかりとした心構えで礼拝をする時、とても深い感動に涙したり、心が震えるということも起こる。 そんな時には同じクリスチャンの仲間同士、今日のメッセジーはこんな内容でとても良かったー!!と話し合ったりするし、最近ではフェイスブックにアップしたりもする。 僕もアメリカにいたある時、とても感動する話を聞いたので、どうしても友達に「今日のメッセージはとても良かったよ」と話したくて、英語でフェイスブックにこんな書き込みをしたことがあった。
Today’s massage was so good!!
本来は、message と綴らなければならいところを、massageとしてしまったのだ。。。 当然読み手はこう読んでしまう。
「今日のマッサージ最高だった!!」
やはり、外国語の学習には地道にスペリングを暗記するという行為も大切であることを身にしみて感じた瞬間であった。。。
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