25.ブックフェアー

・日本と違って教科書は各自でチョイス

子供達が通っている学校では、一年に2度程ブックフェアーなるもののイベントが行われる。

まあ言い換えれば、子供向けの本の割引販売みたいなもの。

 

2冊でいくら、3冊でいくらとか安く販売してくれる。

アメリカの小学校では子供達は教科書というものを使って勉強しない為、音読するとなるとどうしても本が必要になる。

基本的に音読に使う本は各ご家庭でご用意下さい、または図書館でお借り下さいというスタンスである。

 

子供達の学校では、このイベントはかなり大きなイベントで、一ヶ月程前から親に通知され、販売予定の本のカタログが配布されてくる。

販売期間は3日間程で、朝、昼、夕方の3回の販売時間が設けられていて、親は都合の良い時に買いに来れる。

勿論夕方なら、放課後に子供と一緒に好きな本を選ぶ事が出来る。

 

嬉しいのは、子供が好きなアニメやキャラクターを主題にした内容や、興味がありそうな分野の内容を、各学年で習うべき単語を用いて作った本が沢山販売されているという事。

例えばだけど、低学年ならディズニーの本で、一年生で習得が必要な単語を使いながら面白いストーリーが展開されていく話など。

しかも各学年で、5段階程の難易度のレベルに分かれているので、親にとっても選びやすく非常に助かる。

 

考えてみたら何故日本では、こういう本が販売されてこなかったんだろう?と思ったりする(少なくても知人に聞いた限りだと無いようだけど、探せば少しはあるのかな?)。

教科書だけでは子供達も音読するのに飽きてしまうから、ディズニーや人気のキャラクターを主人公に用いて、様々な難易度に設定した本があれば、子供達ももっと本好きになるんじゃないかなあ~と思ったりする。

vol25

・先生から「欲しい本リスト」

もう一つアメリカらしいなあと思うのは、各クラスの先生から「欲しい本リスト」というのが書かれたボードがイベント会場の入り口に置いてある事。

よく見ると、先生の名前が書かれていて、その下に本の題名が書かれたカードが4,5枚ぶら下がっている。

ようするに先生から保護者に「誰か、この本買ってもらえませんか?教室に置きたいので」という意味。

これが日本なら、「まずは、保護者の誰が買うのか決めませんか?」となってしまいそうだが、ここはアメリカ。

親が積極的に学校をサポートするから、少し余裕のある人から、そのカードをどんどん取っていく(割引セールだしね)。

その本を買って、後日先生に渡すという流れ。

 

ちなみに、アメリカの書店では売れ残った本はセールでとても安く買える。

そう、人気がなくなってきた本は、かなりの割引で販売されているのが普通。

日本の書店では本が割引で販売されていないですよね?

普段何気なく過ごしていると気づかないけど、これどうやら日本の書籍販売のシステムが違うかららしいですが。

 

26. Firewood に移動

 

コメントを残す