8.きれいな顔してるだろ。手ぬぐいなんだぜ~上杉達也~
・もう手芸だよ手芸ワンフェスがフィギュアやガレージキットだけのイベントではないことはすでにわかっていただけたかと思います。 なにかをこさえて世に問いたい。 そんな根源的クリエイション魂の、やり場のない勢いみたいなものです。 ですので、布ものアイテムだってかなりあるんです。 もう手芸だよ手芸。
・尻を叩いて欲しい「積むな、つくれ」Tシャツはモデラーには耳に痛いキラーワードです。 ここでしか売れないかもしれないけど、売るならここでしょう。 模型は腐らない、古びない、もっと上手になってから作りたいなど、先延ばしにする動機に溢れる、長く楽しめる趣味です。 でもみんなホントは知ってるんです。 どんどん作ったほうが楽しいんです。 作ることだけが人生の幸福への道なんです。 老眼になったら細かい細工はどうするつもりなのか! だから、積むなと、つくれと、尻を叩いて欲しいのです。
・小動物系カノジョに叩いてもらいたいホンモノだったら観賞用にしかならないメイス(棍棒)も編みぐるみだったら実用品。 ぽっこぽこ殴れます。 しかもかわいいじゃないですか。 小動物系カノジョにふざけっこの末、叩いてもらいたいじゃないですか。 模型は「型を模したもの」と書きます。 モーニングスターのメイスを模して、ホンモノ以上の実用性を見出した編みぐるみ武器というアイディアには、模型の意義を再確認させられました。
・見ての通りコイツはホンモノこれ、手ぬぐいなんです。 エヴァンゲリオンの名シーンやイメージカットが図案なんです。 通常、こういうキャラ物グッズって原価が安く済む大量生産で作られるものが多くて、手ぬぐいなんてアイテムは大方プリント、良くてシルクスクリーンなんですが、見ての通りコイツはホンモノです。 注染という伝統的手法で、職人がしっかり染めているのです。 一番上の夕日の凄みがわかるでしょう。二段目のアスカの抜けの良さに驚くでしょう。 このディーラーさんとは浅からぬ縁があるのでいろいろ知っているのですが、初対面はやはりWFでした。
・エヴァを知らない80歳越えの職人が染めた「エヴァンゲリオンを知らない80歳越えの職人が染めた」という呼び声で振り返り、目に入ったのが夕日の手ぬぐいでした。 あのシーンは『エヴァンゲリヲン新劇場版:破』の中でも特に印象的なものです。 シーンの選び方、手ぬぐい図案へのアレンジの仕方、染の迫力、どれも完璧でした。 完全に魅入られ、気づけば購入していました。 キャラグッズとして完全に逸脱したクオリティです。 用いられた手法や技術もそうですが、エヴァのグッズとしてファン的にうれしいデザインなのは商売として至極真っ当なものです。 まさに「サービスサービスぅ!」なエヴァ精神を受け継いだ作品ではないでしょうか。 手ぬぐい購入はこちら キモノスイッチ http://kimonoswitch.com/
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