4.日本ってどんなとこ?
・おーまいがっ!!数ヶ月前、近所に住んでいる比較的若いお父さんの一人と世間話をする仲になった。 彼の名前はアレン。 どちらかというと、「お父さんになっちゃったけど、格好はいつも若くしていないとなッ!」って感じのお父さん、と言えばイメージが少しは沸くかな。 そんな彼と世間話をまた始めた時、「シカオはどこの出身なんだ?」という彼の質問から日本の話になった。 俺が「日本だよ、日本の東京だよ」というと、 「ウッソ~、トウキョウなのッ!、トウキョウの高速道路ってすごいよなあッ~」と声のトーンを急に変えて言ってきた。
俺「ん?、高速道路??いや別にすごくないんだけど……..。東京だよ?、日本の東京。」と言うと、 「そうだよ、トウキョウの高速道路だろ?お前らみんな、物凄いスピードで駆け抜けるんだろ?俺一度行ってみたいんだよ、トウキョウに!」とアレンが返してきた。
「物凄いスピードで駆け抜ける???」何かの間違いじゃないかと思ったから、「いやアメリカと違って道幅は狭いし、渋滞は酷いし、特に東京の高速なんか駆け抜けられんよ。みな亀のようにゆっくりだぜ。何かの間違いじゃないの?」というと、アレンが 「エッ、実際は違うの?だって映画でやってたぜぇ~、エッ、エッ~」と言う。
・ぶっちゃけワイルド・スピードのほうがすごくね?よくよく聞いたら、こういう事だ。 Tokyo Driftという、東京を舞台にした、車の走り屋達の映画があるらしく(この映画はシリーズものThe Fast and The Furiousの三作目らしい)その中で改造した車で、走り屋達が、東京の人ごみの渋谷の交差点から首都高速までをぶっちぎるというお話。 どうやらアレンは、この映画を見すぎたらしい、笑。
「なあんだ、実際はそうだったのかぁ、あぁ~、やっぱり映画だしなあれは….アァ~.」と、今度はかなり残念な声のトーンになってしまったのが分かった、苦笑。
こんな風にアメリカ人が描く日本は、とても意外だったりするから面白い。 後で分かったんだが、アレンは大の車好きで、車をいじるのが趣味らしい。 だからあの映画も何度も見まくったんだろうと思われる。 もしかしたら彼にとってトウキョウは憧れの所だったのかもしれない。 これで、もう多分アレンはトウキョウには行かないと思われる。
他にも、アメリカ人が抱いているアジア人、または日本や日本人のイメージはある。 それはまたの機会に。
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