3.親が先生へ協力するという事

 ・大人も遠足に

前回ちょっと書いた通り、この国では先生(特に幼稚園、小学校)が親へ協力を求める事が多々ある。

パーティーの時はもちろんだが、遠足でも各クラスで数名の親の同行を求められる。

 

遠足となると、大人が多い方が先生もより安心だが、実は親にもメリットがある。

自分の子供が誰と仲が良いのか。

その仲の良い子はどんな子か?

自分の子供は先生の言う事をちゃんと聞いているか?

クラスではどんな風にふるまっているのか

教育熱心というか、子供のことをしっかりと把握したいという親は、積極的にこういう機会に参加するわけだ。

No3

・仕事をサボる口実ではない

もう一つ驚いたのは、先生が親に「クラスに来て本を読んで下さい」と要望してくる事。

ミステリーリーダー(Mystery reader)と言って、月に何日か親に教室に来てもらい、本を何冊か読んでもらう習慣がある。

 

ミステリーと言うぐらいなので、子供たちは誰の親が来るのかは知らされない。

親と先生だけの秘密だから、子供たちにとってはその時のお楽しみというわけで、母親か父親かもわからない。

 

関心させられるのは、親が積極的に学校に協力すること。

9月に学校が始まると先生から依頼のメールが来るのだが、あっという間に半年ぐらい先まで、誰がいつやるのかが決まるから驚かされる。

仕事している人でも、積極的にミステリーリーダーをやる。

会社を休んでまで?というとそうではなく、会社を抜け出して学校に行き、本を読んでまた会社に戻る。

まあ子供たちにとっては、自分の親に「来て欲しいッ!」と皆家に帰って言うわけで、親としても他の親がやっているんだから、やらない訳に行かない。

 

ちなみにうちの娘の場合は、幸いにも俺には言わず嫁さんに言ってくれるからオイラはいつも助かる。笑

 

4.日本ってどんなとこ? に移動

 

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