・京急乗るなら、必ず食べよう
京急といえば、東京~神奈川間をハイテンションで運行する電車として、一般に有名である。
電車が進みすぎて停止位置を超えてしまう「オーバーラン」を始め、ドアの開閉アナウンスの途中で開け閉めし、しかも何と言ってるか(「ドァ、シャシャシャアス」ドアを閉めますらしい)聞き取れないなど、数々の常識的ルールを反故する清々しさから、多くのマニアに喝采を受けている人気電車だ。
京急の詳細は、専門の書籍やまとめサイトに任せるとして、とりあえず今、問題にしたいのが構内立ちソバ屋の「えきめんや」である。
親が親なら子も子と差別的な言葉は言いたくないが、ことわざ通りに違いなくそれもまた称賛の意味合いが強いという頭の痛さだ。

・「はい」→食券出せ、「はい」→じゃあ作るか、「はい」→ほらよ
えきめんやをどう表現すればいいか難しいが、端的に「最低限の食べ物屋」と言えよう。
サービスは、まったく良いところないが不快になるわけではない。
美味しくもないし、安くもない。
だが、不味くて食えないわけではなく、ぼったくり価格でもないのだ。
食券を渡すときに「ここに置け」とアゴで指し示されたことも一度や二度でもないが、別に態度が悪いわけではない。
「はい」しか言わないおばさんも、要は忙しいから気が回らないのだと思えばいいのだ。
・品川駅に行ってみよう
品川駅の店は横浜方面行きのホームの前方にある。
取り立ててホメる要素はなく、ただの立ちソバ屋である。 であるが食券販売機に近づくと、、、

とういつ???
ちょっと意味がわからないだろう。
自分もわからない。
えきめんやは各店が勝手なメニューを作っており、そのメニュー群の中から統一メニューなるものが存在しているらしい。
さらに、この品川店ではリクエストするとツユを関西風に変えることもできるのだ。
もちろん、茹で湯で薄めてるだけだ。
だが関東風・関西風に分けているのは、おもてなしのつもりなのだろう。
・横浜店もついでに
そのノリで横浜店に行ってみよう。
横須賀方面の前方改札そばでひっそり営業している。
わけのわからない天ぷらたちがここのウリだ。
七味唐辛子がやたらデカイ容器なのも気になる。
そして自分が早番の日に、朝食をえきめんやで済ますには注意が必要だ。
営業時間になってもシャッターは閉まったまま、誰も来ないのである。
たしか開店は6:15だったが、6:30になっても居ない。
無理しないで7:00開店ぐらいにした方がいいのではないかと思う。
ちなみに、この横浜店で関西風のツユを頼んではいけない。
そんなものはないと鼻で笑われ拒否されるからだ。
素直に少し湯で薄めてくださいと言うのが正解である。

2枚をつなげてみたが、どうやら店はこんなにあるらしい
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