19.お釣りとアメリカ人
・1セントいる?アメリカで買い物をしていて、気づいた事がある。 アメリカ人は日本人ほど、細かい小銭にきっちりしていないという事。 たとえば、4ドル2セントの商品を買うとする。 レジで5ドル札で支払うとなると、お釣りは98セントになるはずだが、なぜか1ドル札をポンと渡してくれる。 小銭で98セント出すのが面倒なのか?それともお財布が小銭だらけになるのを配慮してくれての事なのだろうか? 逆のケースもある。 8ドル99セントの商品を、10ドル札で支払うと、お釣りは1ドル1セントになるはずだが、1ドルだけ返された事がある。 1セントぐらいならいらないでしょ?って事か? そんな慣習のお国で「1円のお釣りをくれ」というのも恥ずかしくなる。 レジの人が親切なら、「1セントいりますか?」と聞いてくれるが、日本だったら例外なくきっちりとお釣りを返す習慣だから、最初の頃は結構驚いた。 ・小銭皿はドンキだけじゃなかったあと、レジの周りに、小銭が無造作に入った小さいお皿が置いてあったりする。 ここに置いてある小銭は、誰がいくら使ってもいいもの。 つまり、もし小銭が足りない時は、お客はここから使ってよい。 逆に小銭のお釣りをもらった時は、ここに置いてあげたりする。 実は結構これ便利。 以前、近所のスターバックスで買い物をした時、支払い金額を現金でちょうど払おうと思い、財布の中の小銭を出していたら、数セント足りなかった。 そしたらレジの兄ちゃんが、レジに置いてある小銭の入ったお皿から取り出して、「ハイ、ちょうど頂きます」とやってくれた。 皆さんご存知の通り、アメリカはカード社会だから、なんでもクレジットカードで支払う習慣がある。 スーパーでの買い物、ガソリン、なんでもカード。 そのせいで、現金になれていないせいなのか、レジの人がお釣りをよく間違える。 なので、現金で支払った時は、日本で買い物する時より、しっかりとお釣りを確認するようにしている。 その度に、あぁ~日本のサービスレベルって高いようなあと思わされる。 ちなみに、現金を支払う時は、お金をレジ台に置くのは失礼にあたるので、手渡しで渡すのが礼儀。 これ日本人だと、結構知らない人いますのでお気をつけ下さい! なぜかは分からないが、多分レジの人がお金を拾うって事になるからだろうと思われる。 その礼儀を最初の数年間オイラは知らなかったから、現金支払いする時はいつもお金をレジ台においてたっけ。 だからである、なんかぁレジの人が愛想悪いなあと時々思えたのは、苦笑。
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