10.初めての屋外レッスン
・ボールを打つためには何が必要なのかゴルフレッスンの期間は5日間で、最終日にコースで実際にプレイします。 レッスンは午前中だけで、10分間の休憩を含めて2時間です。 インストラクターはデイビッドというベッカムに似たハンサムな青年とフェイタンという私の携帯電話に以前連絡したアイリッシュの青年でした。 ふたりともセント・アンドリュース大学の卒業生で、大学のゴルフクラブにいたそうで、多少訛りはありますが、ふたりともきれいな英語を話します。
一日目は自己紹介の後に屋外での中・長距離打ちで、私は6番アイアンを貸してもらい練習しました。 ちなみにアカデミーはキャラウェイがスポンサーになっているので、クラブはすべてキャラウェイとオデッセイです。
彼らは何も言いませんでしたが、結果的に各人のフォーム、どんな打ち方をしているのか、どんな態度でレッスンに臨んでいるのかをチェックされました。 そして、おのおのに「どう打ちたいのか」を質問しました。
私は「常に真っ直ぐに打てるようになりたい」といいテイクバックのときにできるだけ左腕を曲げないように師事されました。 しばらくして、デイビッドが、老婦人に厳しいことを言っていました。 彼女は一、二打の度に自分のバッグに戻って持参したボトルの水を飲んでいたことを注意していました。
そして、みんなを集めて「ボールを打つためには何が必要なのか」を私たちに訊ねました。 私と同様に多くの人が真っ直ぐ飛ばしたいと言いましたが、彼は「曲がることを恐れることはない」と言って、ボールを打ちました。
その打球はカーブを描きながら、真っ直ぐに打った場合とほとんど変わらないところに着地しました。 彼いわく、最初に打つべき目標に対してのコントロールが重要だと言っていました。 それはクラブの選択、力や方向の制御、風向きや障害物の有無などで確実なものはありません。 ・ さまざまな色と模様の柱があるのは…私は日本でフォームの練習は行いましたが、屋内のコンピュータでスクリーンに映しだされた場所でしか練習したことがないので、ここのさまざまな色と模様の柱が、なぜところどころに建っているのかを考えませんでした。
彼は一打一打に異なる目標(色や模様のポール)を持って、そこまでどうやって打つか自分自身で決定して打つことを師事しました。
正しいフォームでボールを打つことは重要ですが、ゴルファーがしなければならないことは、もっと基本的なことだけれども容易ではないことだと悟りました。
この日は自分で決めた目標に対して、ウェッジ、アイアン、ドライバーで練習しました。 ドライバーでかなり遠くの目標に打とうとしましたが、力んで打つと極端にカーブしてうまくいきませんでした。 でも、初めて本格的に屋外で打ったので、後々のために幸先がいいと思うことにしました。
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