4.飯田橋で懐かしいエロに出会う散歩

JR飯田橋駅西口改札を出ると、そこは早稲田通りだ。

右側の坂をくだると神楽坂下の交差点に出る。

 

モーニング娘。吉澤ひとみの弟がここで交通事故に遭い亡くなった場所だ。

一時は多くの花やお供え物があったが、今は見あたらない。

 

ここから神楽坂の方向へ行くとすぐにペコちゃん焼きのお店がある。

ここのペコちゃんは、季節によっていろいろな服装になる。

今はどんな服装だろうか。

浴衣かなと思って行くと、なんとフレアスカートだった。

ちょっと萌え。

横から後ろから撮影。

と、店員が怪しい目で見ているので、退散する。

ペコちゃんスクール水着とかにはならないのかなぁ。

ま、ならないよなぁ。

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さて、今回はエロ散歩の王道ともいえる成人映画館へ行ってみよう。

ここ飯田橋には大昔からここにある小さな成人映画館がある。

ペコちゃんのいる場所からさらに坂をのぼり、ひとつめの路地を入ったところだ。

 

表通りに面したところは「ギンレイホール」という名画座でその地下にあるのが、「飯田橋くらら劇場」である。

名前がなんともかわいらしいが、れっきとした成人映画館である。

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僕が小学生のころ、ちょうど1960年代の後半、昭和でいうと40年代くらいだろうか。街の映画館がどんどん成人映画館となっていった。

僕が住んでいた山口県の小さな街でもそういう状況で、しかもあちらこちらに成人映画のポスターが貼られていた。

とくに田んぼの中にまで看板が立てられて、そこには新たに上映される成人映画のポスターがあった。

子供の頃、これをチラ見するのが好きだった。

 

初めて成人映画を見に行ったのは昭和51年11月10日である。

なぜ覚えているかと言えば、それは高校生の時、昭和天皇の在位50周年というので半休になった日だったからだ。

それで同級生と成人映画を見に行こうという話になった。

まだアダルトビデオなんてない時代の話だ。

家に帰り、制服から私服に着替えて初めての成人映画である。

一緒に行った同級生2人はけっこう来ているようで堂々としたものだったが、僕はめちゃくちゃ緊張しながら劇場に入った。

3本立ての成人映画は、けっこう退屈だった。

原悦子が出ていたのを覚えている。

薄暗く、煙草のヤニとなにやら淫猥なるニオイが充満している劇場はその存在そのものがエロであった。

僕の田舎の成人映画館はとっくになくなってしまっている。

いま全国でも成人映画館は少ない。

東京でも上野、浅草、新宿にわずかに残るのみだ。

 

最近は映画を見るというよりもホモのハッテンバであったり、露出を趣味とするカップルがエッチなことをしていたりする場所であったりする。

しかし、それも今はハプニングバーなど専門の場所も多くできている。

 

僕も昔は、終電を逃し、オールナイトの成人映画館で時間を過ごしたことが何度かあるが、これとて今はネットカフェということになるのだろう。

時代は移り変わっていくんだなぁと「飯田橋くらら劇場」を見てそう思った。

そこへ、若いOLさんたちの集団が通り過ぎていく。

成人映画館とOLさんたちの対比が妙にエロく感じた。

 

飯田橋くらら劇場

東京都新宿区神楽坂2-19 銀鈴ビル地下

 

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