その13「模範的な父親(継続中。3年目)」
・限界がやってきた私の息子たちは今、6歳と3歳で、やんちゃ盛りの年頃だ。 生まれたばかりの頃は、こちらも目指す父親像を定められず、「とりあえずきちんとしていないと」という気持ちでいた。 それは、たとえば、正しい言葉遣いだったり、感情的にならないことだったり、私生活の規則正しさだったり。 そういうものを、子どもの手本になるようにすべてきっちりやらないといけないという気持ちでいた。 その生活の一環として、商業出版を実現することもできたので、ある意味結果も伴っていた。 でも、限界がやってきた。 日頃から自分の思い通りにいくことがほとんどない中、物事をきちんとやろうとすればするほど、そんな自分にストレスを感じるようになり、いつしか家庭内で小さな噴火を繰り返すようになってしまった。 どちらが良いかということではないが、とりあえず私は昨年あたりから、模範的な父親を目指すことをやめた。 ・少し年上の兄貴これまでは子どもが何か悪いことをしたときには、「これやっちゃダメだよね」なんて、優しく諭していたが、今では、「オマエ、いい加減にしろよ! 次やったら、もうおもちゃ買ってやらないからな」といった具合だ。 イクメンとか言われて、いい気になっていた時期もあったが、そういうことに振り回されることもやめた。 私は今、子どもたちにとって、少し年上の兄貴くらいのつもりで、接している。 一人っ子の私にとっては、初めての弟たちだ。 以上。
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