5.BMW本社とオリンピック公園 – BMW博物館
ミュンヘンと言えば、思いつくのはいろいろありますが、有名なのはBMWの本社とオリンピックで悲劇が起きたことでしょうか。 BMW本社とオリンピック会場となった地域は実は隣り合わせなのです。
中心地からUバーン(地下鉄)やバス、トラムを乗り継いで行けます。 時間があれば街並みを見ながらバスやトラムで移動するのもよいです。
BMW本社は博物館もありますが、後で紹介するポルシェやメルセデス・ベンツに比べると物足りない感じがありました。
しかし、同じグループのブランドであるミニやロールス・ロイスを含めたショールームは大いに楽しめるでしょう。
シリンダーが4つ並んだような形の本社ビルもそうですが、ショールームのデザインも変わっていておもしろいです。 博物館を見学するのに入場料が10ユーロ必要ですが、ショールームは無料です。 後からオリンピック公園に行くつもりでしたから、博物館のほうから行きました。
BMWというと四輪自動車やオートバイで有名ですが、飛行機のエンジンが展示されていて、そちらのほうに興味を持ちました。
また、未来的な1970年代のリトラクタブル・ライトのスポーツカーが展示されていましたが、1960年代のフランス映画に出てきた白いスポーツカーが展示されていて、乗るならこちらのほうが断然よいです。
この博物館の特徴は、自社の過去の製品を展示しながら、その時代の業務社会や仕事で使用する機器の変遷を展示しています。
例えば、旧式のタイプライターからフロッピーディスク・ドライブが付いたパソコンを展示したり、定規を使用した設計図の作成からCADへの移り変わりを写真で表現したり。 時代背景を踏まえつつ、自社の売上げや過去からの業績をあるがままに晒して会社のイメージアップやアピールをしています。
こういったことも合理性のひとつなのでしょう。 実際の製品の評判はいろいろとあるでしょうが、私はとてもドイツ的というか、「何のために何を目標に何をするのか」がとてもわかりやすい企業という印象を受けました。
その結果、MINIやロールス・ロイスといった英国企業を傘下に収めて、世界にディーラーを配して成功しています。
最近では将来的にすべて電気自動車に移行するためか、そちらの製品を強くアピールしています。 私が来た日には小学生が電気自動車の社会見学に訪れていました。
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