2.マレーシアの食べ物 – マレー系、インド系、中華系でまったく違う食材
・お客様の前で“解体”のおもてなしマレーシアは基本的にイスラム教の国です。 しかし、多数の少数民族と中華系、インド系の人たちからなる多民族国家です。 よく言われることですが、マレー系が政治、中華系が経済、インド系は法律や医者などのスペシャリストで成り立っているような国だと自他とも含めて評されています。 ですが、フランスなどでもそうですが、公務員の待遇がかなりいいので、なりたい職業のトップにあげられます。 しかし、それもマレー系が90%ほど占めていて、残りを中華系やインド系などのマイノリティが占めています。 基本的に人種には関係なく、ビジネスで成功した人はそれなりの暮らしをしているのは、どこの国でも同じことです。 そんな彼らも、口に入るものは宗教上の理由でかなり異なります。 ご存知のようにイスラム教では豚肉は食べません。 インド系もほとんど食べないので、中華系が主に豚を消費していますが、マレー系の市場にはまったく置いていません。
もちろん、マレー系の市場には肉屋が必ずありますし、鶏の鳴き声(悲鳴)が聞こえてくることは普通にあります。 中華系などは店の裏でその作業を行っていますが、マレー系の市場では、客から見える場所でその作業を行っているので、心臓の弱い人は行かないほうがいいでしょう。 とはいうものの、どんな人たちでも口にできる食材や料理はもちろん存在しています。 例えば、ロジャックというイカのソースと砕いたピーナッツをかけていただくフルーツサラダがありますが、これは誰でも気軽に食べられる料理です。 日本人では好き嫌いが分かれるでしょうけれど、しゃりしゃりしたグアバなどの各種トロピカルフルーツが好きな方には、茶褐色のソースを口に入れれば、イカの風味と塩味、フルーツの甘さが相まったエキゾチックな味が楽しめます。
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