6.マニラの海鮮マーケットには気をつけよう!
・おそらく活き締めとかしてないフィリピンのマニラにある海鮮レストラン群に行ってきました。 今回も現地のガイドを一スタッフとして雇って行ったのですが、場所はMacapagal RoadにあるDampaというところです。 マニラ湾に面した巨大なショッピングモール(Mall of Asia)のそばで、そこからタクシーで5分ほどのところにあります。
軒を連ねて魚介販売店とそれの食材を調理するレストランに分かれていて、タクシーで行くとそれぞれのレストランから呼び込みがあり賑やかです。 また、魚介販売店は日本人の感覚から見ると、活きの悪さと衛生面でかなり気になりますが、基本的に火を通すことを前提とした料理を楽しむのならよいです。
以前に韓国の釜山やマレーシアのコタキナバルの海鮮レストラン、香港の街なかにある魚屋を覗いたことがありますが、生きた魚が水槽からはねていたり、巻き貝が水槽にへばりついていたりして、いきいきとした食材でしたが、ここは冷凍技術も見当たらずにスーパーマーケットの一角にあるような食材が並べられています。 これで「もうだめ」となる人も多いかもしれませんが、柑橘系の果物で和えたり、火を通したりして調理されれば、おいしくいただけます。 ご覧のとおり、エビ類が豊富でエビ料理はお勧めです。 私たちは中華風の炒めものにしてもらいましたが、エビの天ぷらがおいしいかもしれません。 同じレストランにいた現地の家族連れ(海外出稼ぎ組)や韓国人観光客もエビの天ぷらを注文しておいしく食べていました。 それから、伊勢海老を勧められますが、出された料理には食べるところがほとんどなかったので、やめたほうがよいです。 店員に状況を聞いたら、騙されて生きの悪い伊勢海老を買ったらしいです。
・とりあえず死んだ魚なだけしかも、ここの中華料理は個人的に私の口にあいませんでした(中華料理は個人的に香港がいちばん)。 それでは何がおいしかったかというとフィリピン料理です。 火を通せばよいと言いましたが、キニラウというサワラのマリネがショウガの風味が効いてよかったです。 いっしょに行ったスタッフいわく「新鮮な魚」でないと食べられないそうです。 先ほどの魚を見て新鮮だとは思いませんが、まったくの生で食べるわけではないので、チャレンジしてみたい方は試してみてはいかかでしょう。
さて、こういった商売で評判を落とすようなことをする場所に誰が勧めるでしょうか。 私の経験上、香港の海鮮市場で活きの悪い魚介類を販売しようものなら、もう商売はできません。 だから、お客には生きている良い物を提供しています。 できればほかでこうしたサービスの食事が楽しめる場所があれば、ぜひそちらに行くことをお勧めします。 おそらく日本のガイドブックに書かれている海鮮マーケットなら間違いはないかもしれません。
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