6.掛け算に見るお国柄

・アメリカでは12の段

普段から、子供の勉強や宿題(あと、習い事もね!)の面倒を見ていると、お国柄ってあるんだなあ~と思わされる事がある。

 

その一つが掛け算。

日本では掛け算を2年生で習うが、先日アメリカでは、掛け算を3年生で教わる事を知った。

それと、日本では掛け算を九九というぐらいだから、9の段まで(9×9まで)を覚えされられるが、アメリカでは掛け算を12の段まで(12×12まで)勉強させられる。

12の段は、勉強しておいても損ではと思うけど、10の段と11の段は簡単な掛け算なんだから、あえて勉強しなくてもいいんじゃないのかなあと個人的に思う。

第6話_掛け算に見るお国柄
日本人にとっては当たり前のように覚えて使っている九九だが、意外にも英語には、掛け算を簡単に覚えられるような言いまわしがない。

日本語なら、5×2=10を「ごにじゅう」と短い発音で言えるが、それが英語にはない。

だから5×2=10を「5かける2イコール10」といったぐあいに覚える。

つまり日本語とは違って、英語だと九九を丸暗記するという事に非常に時間が掛かるのである。

 

・日本語が早い

とある日本人の奥様から、「日本語で覚えさせるととても助かるわよ」とアドバイスを聞いた事があった。

そこで娘に掛け算を日本語で教えてみた。当然ながらアメリカの学校では、みんなゆっくり一つ一つを棒読みで覚えていくから、パッパと答えが出ない。

そんな中、日本の九九で覚えた娘は、アメリカの学校ではもう超特急並みの速さで答えを出してしまう。

(イェ~イッ!)掛け算のテストなんかになると、娘はあっという間に終わってしまうから、クラスの皆はなんでそんなに早いのか?どうやったらそんなに早くできるのか?と目を点にして非常に不思議がっているらしい。

 

・インドの20の段までは本当だった

「日本語もなかなか便利なところがあるねえ~」と自分ながらに関心していたある日、近所のインド出身の奥さんと算数の話になった。

インド人は掛け算を20の段まで(20×20まで)習うと聞いた事があったから、それは本当なのか?と聞いた所、「それは本当よ。あとね、アメリカや日本みたいに3年生や2年生ではやらないの、ちょっと遅いわッ。インドでは1年生で全部勉強しちゃうわよッ!」との事。

 

恐れ入った。

一年生で掛け算をはたして理解できるのか?という疑問が沸いたが、「一年生だと、まだ頭が柔らかいから覚えちゃうわよ~」との事。(本当かよ!)

いやいや、ちょっとした小学生の掛け算でも、それぞれお国によって違うんですな。

 

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