12.音読に出てきた日本人

・タブレット端末で音読宿題

日本の小学校で、教科書の音読が宿題に出るように、アメリカでも勿論、音読の宿題が出る。

以外と知られていないが、アメリカの小学校では教科書というものは配布されない事が多い。

なので、何を音読するかというと、自宅にある絵本、本などなんでも良い。

それに加えて、タブレット端末で音読のアプリをダウンロードして、それも必ず読ませるようにとの指示を先生から受ける。

 

娘が学校から帰ってくると、まずタブレット端末で毎日音読をさせる。

学校が指定している音読のアプリを開くと、何十という本のタイトルが出てくる。

子供が興味を持ちやすいように、さまざまなジャンルの話の本が用意されている。

車や飛行機、スポーツ、動物や、歴史、世界の事などなど。

そこから興味のあるものを選んで読むんだが、考えてみれば、子供なんか興味のあるものだと一生懸命頑張るから、日本のように教科書を無理に音読させるより、もしかしたらこっちの方が効果があるのかもしれないなあと思わされる。

 

でもこのアプリなんだが、どの子供がどれだけ読んだか?が分かるようになっていて、随一先生にレポートが行くらしい。

便利な世の中になったけど、やる方の子供達は大変。

イチロー

・教科書代わりにイチロー物語

そんなある日、娘がいつものように音読をしていたら、「パパ、日本人の話があるよ、ほらッ!」とiPadの画面を見せてくれてビックリ。

なぁんとイチローについての本がある。

野球好きの自分にとっては、そりゃイチローはヒーローみたいなもの。

さっそくその本をクリックして、娘と一緒に読んでみた。

 

読んでいくと、結構詳しい事が書いてある。「お父さんがプロ野球選手にさせたくて野球を始めて、一年にたったの数日しか休まなかった」とか、「毎日4時間練習した」など。

「高校生の時は、練習時間を確保する為に毎朝3時に起きていた」等、いかに練習に励んだか?で始まり、「日本のオリックスでチームで初めてプロとしてデビュー。7年連続で首位打者を取り、その後シアトルマリナーズにやってきた云々」と続く。

 

やっぱスゲーやぁ、イチローは。

アメリカの小学校の音読の題材にもなってしまうんだから。と思いながら読み続けていたら、「しかしながら、小さい頃は、野球を教えてもらったお父さんとは、あまり仲良くない日々が続いたが、一生懸命練習した」という事が書いてある。

おいおい、子供向けの教材なんだから、わざわざそんな事書かなくてもいいだろ~、苦笑。

 

そんなイチローは今シーズンからマーリンズでプレー。

ヤンキースにいた時は、地元だから毎日のように息子と一緒に試合放送を楽しんでいたけど、今年は見れないのがとても残念。

それでも新天地で活躍してくれるのを楽しみにしてますよッイチロー!

 

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