16.消費税の掛からないBack To School Sales
・無税セールがある!アメリカの夏休みは日本に比べると本当に長い。 我が家が住んでいるアメリカ北東部では、6月中旬に学校が終わって8月後半まである。 一方、アメリカ中部だと5月一杯で学校が終わって、8月後半まで休みがある地域もあるというから、子供の面倒を見る親にとっては、この国の夏休みは本当に大変。
そんな夏休みが8月にもなると、織り込みチラシに「Back To School Sales」という文字が書かれているのをよく見るようになる。 「Back To School」とは、文字通り「学校に戻る」という意味から、「新学期が始まる」という意味になるのだが、その商機を狙ってセールをするから「Back To School Sales」となる。
親は新学期に向けてノートや筆記用具、バッグ、新しいスニーカーなど等を買い揃えないといけない。 そこで嬉しい事に、我が家が住んでいる州では8月になると、なんと$100以下の衣類と靴には消費税が全く掛からない一週間が設定される。 もちろん親はその一週間を狙って、新学期に向けての子供達の衣類と靴を買う。 店側は、その一週間を商機と捕らえて、Back To School Salesを行うというわけだ。
我が家の住んでいる州では、消費税率は6.35%だからそりゃ嬉しい。 子供の衣類なんか、背が伸びたらすぐ着れなくなるし、靴だって履けなくなる。 だから、親はこの一週間に一足早く秋物を買い揃えてしまう人も多い。 日本では、「$100以下の衣類と靴には消費税が掛からない一週間」なんて事はまずないから、こういう所って、親の事を考えているようなぁ~と思う。 ・食料品は無税あと、もう一つ税金の事で、日本とは違うなあと思わされるのが、我が家が住んでいる州では食料品には消費税が一切掛からないという事。 そうです、日本の主婦の方々はエッ?とビックリされるかもしれませんが、スーパーに買い物に行っても消費税は掛からないのです。
なぜか?それは多分、食品は生きていく上で必要不可欠なものと考えられているかららしい。 ただし、アルコールは贅沢品と考えられているので税金掛かります。 それでも食料品に掛からないのは本当に有難い。 だからスーパーでもらうレシートを見ると、ちゃんとアルコール類だけに消費税が掛かっているので、本当に嬉しい。 ちなみにレストランでは普通に取られます。
でも考えてみれば、食料品は生きていく上で必要不可欠なのだから、裕福な人そうでない人関係なく消費税を徴収する日本はおかしいとも思える。 日本の主婦の皆さん、よその国では結構違うんです、もっと消費税について考えてみてはどうですか?
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