6.日本の未来は暗いという嘘

~米国はなぜ日本包囲網を準備しているのか

少子化により50年後8000万人、100年後には4千万人

国の借金1,000兆円

高齢者の貧困問題、若者の就職難と非正規雇用…

日本の未来は暗いという話が溢れています。

 

しかし、米国は日本を「軍事」「経済」「科学」「文化」などの分野で100年後もライバルと警戒しています。

その理由はエネルギーと人種差別にあります。

 

日本の弱点であるエネルギーの外国依存

大日本帝国は石油のために太平洋戦争を興し、石油不足のために敗れます。

しかし未来はメタンハイグレードなどの海洋資源、シェールガス、藻油などの新エネルギーにより、資源国に変わると予測されています。

 

100年前は白人を頂点とした人種差別が常識でした。

有色人種の日本は、英国、米国、ソ連などの白人国家に滅ぼされます。

しかし、太平洋戦争によりインドなどが独立、米国において有色人種の大統領が選出されるなど、人種差別は非常識になりつつあります。

大日本帝国は78年で滅びました。

日露戦争後の日本人は素晴らしい時代を享受します。

清国は科挙を廃止し日本への留学を科挙の代わりとします。「師日時代」といわれ、孫文、蒋介石など、その後の中国を築く人々が日本へ留学しています。

「桃太郎」「浦島太郎」などの唱歌が作られ「少年倶楽部」「少女倶楽部」など子供向けの雑誌が創刊されます。

ロシアに勝利した軍事力と日英同盟により、江戸時代と同様の平穏が維持されました。

大正デモクラシーといわれた日本の黄金時代、米国は太平洋戦争を予期して水陸両用作戦を研究します。

1921年にアール・H・エリス海兵隊少佐の論文「ミクロネシアにおける前進基地作戦」を承認し対日計画を作成します。

真珠湾、フィリピンを要塞化するとともに、ワシントン条約に「要塞及び海軍根拠地に関する防備の現状維持」を加えて、日本がサイパン、パラオを要塞化することを阻害します。

日本海海戦のロシア海軍敗北を教訓に、大西洋から太平洋へ艦隊を派遣できるパナマ運河を整備します。

ABCD包囲網を築いて石油の輸出を制限するとともに、侵攻できる態勢を完成させます。

 

日本包囲網は現在も準備されています。

「But it will be Japan that the United States will have to watch. United States should work to cement strong relations with three key players: Korea, Australia, and Singapore. These three countries would prove essential allies in the event of war with any western Pacific country, particularly Japan, and preparations cannot begin too soon.

(米国が本当に目を光らせなければならないのは日本の動きである。日本を封じるために、韓国、オーストラリア、シンガポールとの関係強化に努めるべきである。3国は西太平洋諸国、特に日本と戦争になった場合に重要な同盟国となるため、今のうちから関係を強化しなければならない)(「THE NEXT DECADE」(George Fredman))

 

日本の未来は米国がライバル視するくらい明るい。しかし、包囲網は準備されています。

 

同じ徹を踏まない鍵はインドにあります。

敵の敵は味方となるため、日本と隣接していない大国との連携が繁栄の鍵となります。

 

次回からインド国民軍との共同作戦について書きたいと思います。

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