24.ホームスクール

・学校に通わなくても良いルール

意外なんだけど、アメリカでは親が子供に勉強を教えれば、学校に必ずしも通わなくても良いルールがある。(州によって多少ルールが異なるようです)

 

この事、日本に住んでいる皆さんにはあまり知られてないと思う。

家で子供に勉強を教える事をホームスクールと言うのだが、以外にもホームスクールを行っている家庭は結構ある。

ホームスクールをしているという家庭に出会うのは珍しい事ではないし、オイラも今までで、5家族以上に出会っている。

 

どういう家庭がホームスクールを行っているか?というと理由は様々。

特定の病気や疾患がある為に、毎日学校に通えない場合や、子供が集団生活を非常に苦手としている場合。

あとは、「学校では本来子供が必要とする以上の教育をされるから」という理由などで行っている場合も結構多いらしい。

詳しくは割愛するが、宗教的な考えが根本にあったりするようだ。

 

オイラはそんな事全く考えた事ないんだけど、言われてみればそういう可能性も否定は出来ないかもなあ、色々な物の見方をするよなあと思わされる。

 

じゃあ、ホームスクールをしたい親は教員免許を取る必要があるのか?というとそんな事はない。

ある程度の講習を受けて、最低必要な教育内容、キャリキュラムを理解し、そのキャリキュラムに沿って教えれば良いらしい。

でも、他人の子供を教えるならともかく、自分の子供を教えるのは非常に難しいから、相当の忍耐力も当然ながら必要になる。(オイラには絶対に無理ッ!)

 

テストはどうするんだ?と思うけど、ホームスクールを受けている子供達も、平等に単元テストや学期テストなどが出来るようになっているらしい。

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・ホントに大丈夫なの?

社会性がなくなるんじゃない?と思われるだろうけど、そんな事は心配ないらしい。

ホームスクールをしている家庭が週に一度とか集まって活動したり、どこかに一緒に見学に行ったりするから、同じ環境で勉強している友達を作れるとの事。

ただこのホームスクールをするのは、大体小学生から中学生までが多いらしい。

ホームスクールを行っている知人の一人は、子供が近々高校生になるので、そうしたら地元の学校に入れる予定だという。

 

嫁さんに「教えるって言ったって、家だけで勉強するにも限界があるんじゃない?それで大学受験とか対応出来るわけ?」というと、返ってきた言葉はこうだ。

「教える事をしっかり教えれば高校卒業とまったくおなじ扱いになるし、アメリカの大学は様々なバックグラウンドの生徒を受け入れたがるから、入学に困るとかハンディがあるという事はあまりないわよ」

つまりチャンスは平等にあるっていう事か。アメリカの大学は入ってから、本気で勉強しないといけないから、確かにそうかも。

 

本当にこの国には、様々な考えを持った人がいるよなあと思わされる。

 

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