5.フーリエとナポレオンの共通項目とは?
当時、数学を教える学校は、士官学校しかなかったのです。 フーリエは、貧乏な身分で軍人になれなかったため、卒業後、彼は僧侶たちの勧めに従ってサン・ブノワ修道院(聖ベネディクト修道院)で修道士として修行を始めたのです。 修道院でも、並行して数学を学んだといわれています。
ナポレオンは、フランスのブリエンヌ陸軍幼年学校に入学し、パリの陸軍士官学校砲兵科に進んだのです。 フーリエは、孤児から陸軍士官学校で数学を勉強し肩や、ナポレオンは、貴族出身から陸軍士官学校砲兵科で数学を学んだのです。 つまりフーリエとナポレオンは同時期に生まれ身分は違ったもの勉強した共通項目は、数学で二人とも数学者だったのです。 ナポレオンが数学者だったとは高校の教科書でもあまり教えられていません。 大砲を用いた戦術は、後の彼の命運を大きく左右することになります。 砲兵科の通常の在籍期間が4年前後であるところを、わずか11か月で必要な全課程を修了したことを考えれば、むしろ非常に優秀な成績で、実際、この11か月での卒業は、開校以来の最短記録であったといわれています。 砲弾の弾道軌道をずっと計算し研究してきたナポレオンは、その計算精度を高めることにより砲弾は、敵国に命中することになるわけです。
現代に通じる世界に名をはせた二人の成功の共通項目は、その原動力が数学なのです。 現在、日本の大企業に発展させたコンビニの創設者やアトラクション事業で大成功した経営者は、数学特に統計学を学んでいたと言われています。 数学や統計学は、成功するための武器なのではないでしょうか? 。
このフーリエとナポレオンが、20歳頃フランス革命が勃発し2人の数奇な運命が予定されていたのです。 次回ほんとうにご期待お願いします。
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